旧佐倉市立志津小学校青菅分校(千葉県佐倉市)

ユーカリが丘線の「中学校」駅から徒歩15分くらい。新興住宅地を抜けると一気にのどかな里山風景が広がる。

 

学校は、1903年(明治36年)「志津北尋常小学校青菅分教場」として設立され、1955年(昭和30年)に現在の校舎が完成。その後、1977年(昭和52年)3月に廃校となった。

 

校庭の桜の木越しの小さな木造校舎は、まさに懐かしい昭和の風景だ。周囲の森からは鳥のさえずりも聞こえてくる。バス停に分校の名前が残っているのが嬉しい。

日本大学創生デザイン工学科を中心に保存・創生プロジェクトを立ち上げられ、市や地域住民とともに活動を続けている。2020年7月、国登録有形文化財として答申中だ。


旧成田市立東小学校(千葉県成田市)

校庭の真ん中にある大きな桜の木で有名な学校で、

 

1950(昭和25年4月)に遠山村立遠山小学校堀之内分教場から遠山村立遠山東小学校として開校。1959年(昭和34年11月)に成田市立東小学校に校名が変更される。成田空港建設による住民の移転や近年の少子化により2014年(平成26年3月)に閉校となる。

建物と校庭は成田市による「十余三運動施設」として活用されている。

 

桜の木は地名から「遠山桜」と呼ばれ、樹高12m 幹周4.4m 枝張24m 推定樹齢80年。今でも桜が咲く時期には多くの人々が校庭に集まる。