日本全国の稲作地の約8%、22万haが棚田だという。主には山間部の斜面や海岸に面した段丘部に広がる。洪水の防止や水源の涵養、生態系の保全などの機能も有する。畔の作り方が東日本と西日本で大きく二つに分かれ、東日本は土を盛った「土坡」、西日本は石を積んだ「石積み」が多い。春の水張りから田植えの時期、青々とした絨毯のような盛夏の時期、稲穂が黄金色に輝く秋、雪をかに覆われ白一面の厳冬期、どの季節も美しい。
(地図上のポイントは主な撮影地のみを示しています。)
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